ドラマ「誘拐の日」最終回9話のあらすじをネタバレします。
福住から10億円を受け取った汐里は海外逃亡しようとしますが、凜に呼び出され再会。
そこで7月7日に起こったことを話し始める凛でしたが…。
「誘拐の日」最終話あらすじネタバレや感想をご紹介していきます。
「誘拐の日」最終回9話あらすじ
「誘拐の日」最終回9話のあらすじネタバレを、お伝えします。
逮捕される福住
汐里(安達祐実)が通報したことで、凛(永尾柚乃)と引き離されて逮捕された政宗(斎藤工)。
須之内(江口洋介)らも犯人隠避容疑をかけられますが、凛は山崎(深澤辰哉)の協力を得て富雄(長谷川初範)が辰岡(徳重聡)に捜査の打ち切りを打診していたメールの証拠を掴みます。
さらに、北村(佐藤寛太)に須之内を監視するよう命令して捜査妨害をしていたことも判明したため、辰岡は同行を求められるのでした。
捜査に復帰することになった須之内は凛を捜査アドバイザーとして迎え、記憶を頼りに汐里を追及しようとします。
その汐里は、福住(鈴木浩介)に薬のレシピが入ったデータ入りのペンダントを渡し、10億円を受け取ります。
芽生(日下莉帆)の病室に行き呑気に今後の治療費を先払いしますが、捜査が進展し新たな女性容疑者が浮上したというニュースをみて愕然とする汐里。
看護師長の藤澤(望海風斗)から芽生のそばにいるように言われるものの、信じても裏切られるのだから誰のことも信じてはダメだと言い残し病室を出て行きます。
その際、ナースステーションに置かれた血のついたメスを目にした汐里は、それをそっと手に取り…。
一方、データの入手に浮かれていた福住は、社長から薬のレシピがどこにもないと激高されます。
驚いているとそこに須之内らが踏み込んできて、凛の拉致・監禁や政宗への暴行、山崎の殺人未遂、そしてペンダントの窃盗罪で鮫洲とともに逮捕されるのでした。
その後、復元した田川(デビッド伊藤)のスマホから守(半田周平)と汐里が揉めている映像が見つかり、それを警察に提出しようとする田川を止めるために松田(春海四方)が殺害したことが判明。
ですが、汐里を庇って松田が口を割らないため、須之内は政宗に協力を依頼するのでした。
7月7日の真実とは?
須之内の依頼により留置所の壁越しに松田に話しかけた政宗は、7月7日のことに触れます。
凛が空港に向かっている汐里に連絡をし「わかば希望こども園」の教会に呼び出します。
須之内だけでなく政宗も見守るなか汐里が現れ、再会した凛に何を思い出したのかを聞き出そうとします。
ですが、凛が事件の1週間前に七瀬家を訪ねてきた訳を尋ねると、昔いた自分の家を見に行き誘拐の下見も行ったと口にします。
自分の罪は政宗への情報提供くらいだからと警察に行くつもりだと話す汐里に、汐里がこれまで何をしたのかを改めて話すと言う凛。
それは、昨夜政宗が松田と話した内容で、3年前にエイズを発症して家を出た汐里は七瀬家への怒りをぶつけるために守を脅したのでした。
同時にさやか(蒲生麻由)のことも邪魔に思っていた守は、汐里とともに殺害しようと計画。
そこで守は事件の数日前に松田を呼び出して自宅の防犯カメラを外させ、7月7日に言い合いになってペーパーナイフを持ち出したさやかを逆に殺害。
その夜、研究データをペンダントに隠して凛の首にかけると、呼び出した汐里を始末しようとします。
飲み物に混入された薬でふらつきながらも金を用意している守の様子を見に行った汐里は、さやかの死体を発見してしまいます。
そこに現れた守が、痴情のもつれでさやかを殺害した汐里を正当防衛で殺害するとのシナリオを口にしながら汐里の首を絞める守。
ですが、なんとかその場から逃げた汐里は、日本刀で追ってくる守を切りつけて殺害してしまい松田に助けを求めたのでした。
汐里が政宗を巻き込んだ訳とは?
その頃、麻酔で眠らされていた凜はぼんやりと目を覚まして部屋を歩いていて、松田が後始末をしているところを目撃。
それを知った汐里は自分もかつて入った実験室に凜を寝かせ、再び麻酔を打ったため丸一日眠らされて記憶を失った凛。
話を聞いていた汐里は笑顔で手を叩いて凜を褒めながら、それは全部凜の妄想だと言い教会を出て行こうとします。
汐里を呼び止めてなぜ政宗を巻き込んだのかと尋ねると、始めは政宗が養子に選ばれていたため自分が味わった苦しみは全て政宗が受けるはずだったのだと答える汐里。
政宗は何も悪くないのにと反論すると、自分だって何も悪くないのに毎日血を抜かれ頭蓋骨を開かれて耐え続けたと興奮気味に。
そんな汐里に「分かるよ」と告げた凜は、自分も同じ苦しみを汐里よりも長い間受けてきたと言います。
ですが、凜は豪邸に住んで大事にされ苦痛に見合ったものを貰っていると言い返し、凛の父親と凛が全部奪ったのだと半狂乱に。
凜はそれでも同じだと言い、それを政宗が変えてくれたのだと口にします。
さらに、芽生が退院したら政宗も一緒に自分が面倒をみると言い、2人を捨ててくれてありがとうと告げる凛。
すると、再び凛のもとに戻り、芽生も政宗も自分のもので凜に取られるくらいなら自分が殺すと叫ぶ汐里。
「誘拐の日」最終回9話の結末
「誘拐の日」最終回9話の結末のあらすじをネタバレします。
薬のレシピは残されていなかった?
芽生には人殺しの母親なんていらないと凜が口にすると、人殺しは凜の父親で凜の母親だけでなく自分まで殺そうとしたのだと主張する汐里。
人でなしの父親を殺してやったのは私なのだから感謝したらどうだとまくし立てた汐里でしたが、自供してしまったことに気づいて我に返ります。
すぐさま須之内らが汐里を確保するために動きますが、病院から盗んだメスを手に取ると凜を羽交い絞めにし…。
須之内らに銃を置くよう要求したため言われた通りにすると、そこに政宗が現れます。
「もうやめよう」と言いながら汐里に近づいて行った政宗は、メスを握る汐里の手を握りながら今まで憎んだことなど一度もないと口にします。
さらに、自分の代わりに辛いめに遭わせたことを謝り、大人になって再会し芽生が生まれて家族になれたことが幸せだったと伝える政宗。
これからも自分の大切な家族で「愛してる」と抱きしめると、子どものように泣きじゃくるのでした。
その後の会見で須之内は、犯人の動機について聞かれた際に七瀬家の財産だと答えて凛のプロジェクトのことを伏せます。
政宗の裁判で証言台に立った凜は、誘拐が人を騙して自由を奪うことを意味するなら誘拐されていたのは生まれてから7月8日までだと証言。
政宗と出会ってから生まれて初めて自由でいられたと訴えるのでした。
社会性を身に着けるべきだという政宗の要望もあって、凜は芽生と一緒に学校に通うことに。
政宗の面会に現れた由紀子(内田有紀)がデータには実験の記録などしか入っていなかったとその中身を見せると、何かを読み取る政宗。
それは、幼少期の政宗が栄作(渋川清彦)が記していたものを目にした記憶で…。
一方、地下室の片づけを由紀子や山崎と一緒にしていた凛は、地下室にかけてあった書が目に留まります。
「真の医道は善き心に宿る」と書かれていて、栄作がよく口にしていたと聞いて政宗を連想した凛たちはハッとして書に目をやるのでした。
その頃、政宗は刑務所内で何かに憑りつかれたように塀に文字を記し始め、それは壁を埋め尽くすほど膨大な化学式のような物でした。
「誘拐の日」最終回9話の感想
「誘拐の日」最終回9話の感想をお伝えします。
「誘拐の日」最終回9話の感想
結局、全ては汐里の逆恨みから来る犯行でしたが、それを咎めないどころか逆に謝って愛してると言ってしまう政宗。
最後は子供のように政宗に抱きしめられて泣きじゃくっていて、まさに安達祐実さんならではの怪演でした。
それに引けを取らない永尾柚乃ちゃんの終始冷静で淡々としたセリフ。
ただ、政宗の裁判で見せた庇うセリフには、うるっとしてしまいました。
レシピの在処は謎のままでしたが、ラストに出てきたあの書の額の中に隠されていたということでしょうか。
さらには、政宗が幼少期に既に栄作が書き留めたものを記憶していて、政宗の頭の中にも刻まれているのでしょうね。
政宗と凜ちゃんの掛け合いがみられないのが寂しいです。
「誘拐の日」最終回9話あらすじネタバレ・まとめ
「誘拐の日」最終回9話のあらすじネタバレでした。
データ入りのペンダントを福住に10億円で売り渡した汐里は、海外に逃亡しようとします。
ですが、それを引き止めた凛はある場所に汐里を呼び出し対峙することに。
そこで2人は7月7日に起こったことについて話し始めるのでした。