ドラマ「天使の耳~交通警察の夜」最終回最終回4話のあらすじをネタバレします。
聡子が重い罰を受けないことに納得がいかない中、金沢の過去を知る瞬。
そんな中、聡子がストーカー被害に遭っていると聞いた金沢は…。
「天使の耳~交通警察の夜」最終話あらすじネタバレや感想をご紹介していきます。
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話あらすじ
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話のあらすじネタバレを、お伝えします。
金沢の過去を知る瞬
車道を横断していた聡子(山下容莉枝)を避けるための急ブレーキと急ハンドルが事故の原因だった事が判明。
横断したことは認めたものの開き直って自分は歩行者だから罪にはならないと笑う聡子を見た金沢(安田顕)は掴みかかってしまいます。
聡子が夫に報告したことで早速厳重注意を受けた金沢は、捜査から外れ世良(溝口琢矢)が引き継ぐことに。
金沢が外れることに納得がいかない瞬(小芝風花)でしたが、多華子(檀れい)から金沢の過去を教えて貰います。
金沢の妻・絵美(星野真里)は元々心臓が悪く、15年前に亡くなったとのこと。
発作を起こした際に大雪で救急車は時間がかかると言われ、金沢が車で連れて行くことに。
ですが、途中の抜け道に路上駐車された車が道を塞いでいて、運転手が現れないため衝突して通ろうとした金沢。
それでも通ることは出来ず引き返して何とか病院に辿り着いたものの、15分早ければ助かったかもしれないと言われたのでした。
しかも、当て逃げの罪で被害者に謝罪し示談になったとのこと。
その後、署に戻った瞬は15年前の金沢の当て逃げ事件に関する資料を目にし、金沢が加害者と書かれていることに複雑な思いを抱くのでした。
向井が亡くなったと知らせを受ける瞬
向井(伊東潤)が亡くなったとの知らせを受けた瞬が病院に行くと、既に金沢も到着していました。
2人で安置室に入ると遺体に寄り添う妻の彩子(内藤理沙)の姿があり、向井の事故の原因となった聡子は重い罰を受けるのだろうと泣きながら主張。
道路交通法違反にはなるが法律上は運転手の前方不注意になると金沢が答えると、夫が加害者であることに納得できず「どうしてよ!」と泣き叫ぶ彩子。
帰り道、理不尽な状況に耐えられず泣きながら怒りを口にしていた瞬は、思わず「金沢さんなら分かりますよね!」と言ってしまいます。
その言葉で多華子から絵美のことを聞いたのだと察した金沢は、気持ちが分かってもどうにもならないと答えるのでした。
後日、刑事課の長谷部(前川泰之)が交通課を訪れ、聡子について聞きたいことがあると言います。
長谷部によると、聡子が連日同じ車に後をつけられたり後ろから視線を感じたりするためストーカーの被害届を提出したとのこと。
話を聞いた金沢は何かを察し、慌てて1人で出掛けて行きます。
聡子から病院にいると聞き出した金沢が向かうと、病院の外の木に隠れて様子をうかがう彩子を見つけますが躊躇してしまう金沢。
聡子が車に乗り込み車道に出ると、待ち構えていた彩子が車の前に飛び出します。
驚いて急ブレーキを踏む聡子でしたが、そこに現れたしまいが彩子を庇い歩道側に移動させて事なきを得るのでした。
15年前のことを調べる瞬
その後、彩子に示談を持ちかけながらも、当たり屋扱いする聡子。
金沢と署に戻った瞬は、彩子に気づいていながら止めなかったことを指摘。
すると「俺に止められる訳ないだろう!」と叫び、部屋を出ていくのでした。
休日、金沢と話がしたくて自宅を訪ねますが、これから絵美の墓参りに行くのだと言われてしまいます。
署に立ち寄った瞬が金沢が当て逃げをした際の被害者・佐原雄二について調べると、2008年5月8日に亡くなっていることが判明。
別荘地付近山道を走行して自宅に帰る途中誤って禁止区域の山道に侵入し、カーブで横滑りし崖下に転落。
しかも、絵美が亡くなったちょうど2ヶ月後のことで、違和感を抱いた瞬は絵美のお墓に向かいます。
墓参りをしていた金沢に、彩子の気持ちが分かりすぎたから止められなかったのだろうと瞬が言うと、お守りを見せる金沢。
それは瞬が大事にしているお守りと同じように「正義」の文字が刺繍されていて、瞬が幼い頃に助けてくれた女性警察官が絵美だと気づく瞬。
そして、金沢は15年前のことを話し出すのでした。
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話の結末
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話の結末のあらすじをネタバレします。
15年前の真相とは?
15年前、金沢が佐原に当て逃げの謝罪をし修理の見積もりを見せて貰うと、実際よりも高い金額が提示されていました。
それでも仕方なく応じると、今度飲もうよと友好的な態度に。
警察官であることで信用した佐原と距離を縮めた金沢は、パーティーをするからと別荘に誘い酒を飲ませて酔わせ…。
いい気分になって更に酒をあおる佐原に、友人の話として絵美が亡くなった日の状況を細かく話し始めた金沢。
途中まで黙って聞いていた佐原でしたがさすがに気づき、怖くなって別荘を飛び出し車で逃げて行きます。
途中の道にあらかじめ別の車を駐車場しておき後ろから車で金沢が追いかけると、行き場を失った佐原の車は山道にずり落ちて転落したのでした。
話を聞いた瞬は、自首しなかったのは絵美の正義の意志を引き継ぐためだったのだろうと問いかけます。
ですが、自分が自首すれば佐原は再び被害者となるのが許せなかっただけだと答える金沢。
その後、金沢はパトカーで駆けつけた警察官に連行されて行くのでした。
3ヶ月後、これまで以上に捜査に意欲を持ってのぞむ瞬の姿がありました。
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話の感想
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話の感想をお伝えします。
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話の感想
路上駐車に加えて車道を横断するという道路交通法違反を犯した聡子。
無自覚なだけでなく「みんなやってることでしょ」と開き直り、全く罪悪感を抱かない姿には金沢や瞬同様に怒りを覚えました。
妻の彩子の気持ちはもちろん行動すらも理解できるものの、さすがに金沢さんのは…。
もちろん絵美さんへの愛情や悲しみ、悔しさ、理不尽な思いは分かりますが、殺してしまうのは向井さんの状況とは少し違うような気もしてしまいました。
直接の死因は心臓発作ですしね。
しかも、ラストで瞬が、絵美の意思を継ぐために自首せずに交通課に居続けたと言い出した時は空々しい気がしてしまうと同時に、まさかの奈穂ちゃんのケース同様に見逃しちゃうの?とさえ思ってしまいました。
むしろ、熱い瞬には金沢さんを叱咤してほしかった。
東野圭吾さんの後味モヤっと風味は大好物なのですが、展開の部分でモヤっとさせて欲しかったな~と最終話だけ少し残念でした。
金沢さんの件は置いておいて、どの事故もどこかで理不尽な法律や法律では裁くことが難しい部分があるのだと再認識。
真相すらきちんと究明されるのかも疑問です。
いつ加害者や被害者になってもおかしくないテーマなので、のめり込んで共感したり嫌悪感を抱いたりしてしまう作品でした。
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話あらすじネタバレ・まとめ
「天使の耳~交通警察の夜」最終回4話あらすじネタバレでした。
やはり最後まで、いい意味でも悪い意味でもモヤモヤ。
と同時に、交通事故のいろいろなケースについて、改めて考えさせられる作品でした。