ドラマ「君が心をくれたから」9話のあらすじをネタバレします。
春陽から写真を見せられ、千秋が自分の母親だったと知る太陽。
ですが「母さん」と呼べば千秋の魂は消滅してしまうと日下から聞かされ…。
「君が心をくれたから」9話のあらすじネタバレや感想をご紹介していきます。
「君が心をくれたから」9話あらすじ
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「君が心をくれたから」9話のあらすじネタバレを、お伝えします。
千秋の正体を知る太陽と雨
太陽(山田裕貴)と二人きりで結婚式を挙げた雨(永野芽郁)でしたが、1か月後には太陽の前から姿を消すつもりで婚姻届けも出していませんでした。
桜まつりの花火を考えてい太陽は、陽平(遠藤憲一)に人生で一番大切だった10秒間を込めようと思っていると伝えます。
花火師が今という10秒間に全身全霊を尽くすというある人のアドバイスを口にする太陽に、何かを感じる陽平。
実はその10秒間の話は陽平が生前の明日香に伝えた話だったため、明日香の存在を感じたのでした。
そんな中、陽平が春陽(出口夏希)のために明日香の実家から取り寄せた写真を、太陽にも見せる春陽。
そこに写っていた母親の姿は千秋(松本若菜)で、驚いた太陽は写真を雨にも見せます。
千秋が太陽の母親だと知った雨はこれからは伝えたいことを伝えられると喜びますが、そこに現れた日下(斎藤工)から止められます。
素質を持つ者が案内人として選ばれるのだと前置きをし、奇跡対象者が生前の関係者の場合通常は担当から外されると告げる日下。
ですが、素性は隠し生前の話はしないことを誓い担当になったため、もし太陽が「母さん」と呼べば月明りに溶けて消え魂が完全に消滅してしまうとのこと。
一方、望田(白洲迅)は雨が婚姻届けを出していないことを告げるために、春陽に会いに行きます。
雨に言った言葉を悔いている春陽の話を聞いて、雨が1ヵ月後には視覚を失いそののち聴覚も失うため意思疎通ができるうちにちゃんと伝えた方がいいと促す望田。
日下は千秋に太陽が千秋の素性を知ってしまったことを告げ、どうするつもりなのかと問い…。
日下の過去
雨に背中を押されて千秋と話をすることにした太陽は、千秋から今までの人生について尋ねられます。
花火師を目指していたのに赤い色が見えないことで挫折したことに触れ、母親との約束を果たせなくなったと話す太陽。
ですが、雨と出会えたおかげでもう一度頑張ろうと思えたため、自分の作った花火で幸せにしてあげたいのだと話します。
そして、もし天国で自分の母親と会うことがあったら伝えて欲しいと千秋の顔を見つめ、自分のせいで火事に巻き込んでしまってごめんなさいと泣きながら告げる太陽。
思わず涙ぐむ千秋でしたがグッとこらえて「分かった、伝えるわ」と答え、見たい景色があると言い…。
その頃、視覚を失うまで25日となった雨は、五感全てを失った時のことを考えていました。
現れた日下に案内人は奇跡が終われば居なくなると聞き、耐えられないから「わたしのこと死なせてください」と口にする雨。
すると、それはできないと答えながらも、自分も同じ思いを味わったことがあるから気持ちは分かると言う日下。
1953年に東京で生まれた日下は映画が好きで脚本家を目指していて、画家を目指していた白石小夜子という女性と出会ったものの彼女が二十歳の時に事故に遭って瀕死の重傷に。
病院に駆け付けた日下の前に案内人が現れ、彼女が負ったケガを引き受ける代わりに奇跡を起こすことができると言われた日下はそれを受け入れます。
小夜子の自分への思いを信じていましたが、寝たきりになった日下のもとに「画家になりたいからあなたを支えることはできません」との手紙とともに姿を消してしまったとのこと。
それから20年小夜子の人生を肩代わりし、奇跡を受け入れた人生に何の希望も見いだせないまま一生を終えた日下。
話を聞いた雨は、奇跡の先に希望はないのだと痛感するのでした。
千秋の願いを叶える太陽
陽平と春陽に久しぶりに家族でご飯を食べようと提案した太陽。
「家族団らん」が見たいという千秋の願いを叶えるためで、鍋を囲みながら開いた席に料理をよそい「これ母さんの分」と置くと陽平と春陽も笑顔に。
チラチラと入口付近に立っていた千秋に目くばせをしていると、意を決したように席に座り過去のことを思い返す千秋。
3人で楽しそうに鍋を囲む姿を見て、涙ぐみながらも嬉しそうな顔を見せます。
そんな中、陽平が明日香の存在を感じているのを察し、春陽をコンビニに誘った太陽。
二人きりになると明日香に話しかけ、火事の日に降った雨は明日香が太陽を守るために降らせてくれたのだろうと感謝するのでした。
その後、太陽が雨の家に帰ろうとすると、自分にとっての一番大切な10秒間は明日香に会った最初の10秒間で、それがなければ今はないからと言う陽平。
その言葉を聞いた太陽は「作りたい花火」が分かったような気がすると告げます。
帰り道、並んで歩いていた千秋が、人は心の中にキャンドルを持っていて希望の光を誰かと分け合いながら生きていくのだと話します。
そして、雨が今五感を失った後に希望はないと感じていることを伝え、雨にも希望の光を灯してあげて欲しいと伝える千秋。
「君が心をくれたから」9話の結末
【コラム】『君が心をくれたから』山田裕貴の雰囲気を変える“陰”の芝居 太陽の変化と成長https://t.co/CvPe5pkUcn#君が心をくれたから #山田裕貴
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「君が心をくれたから」9話の結末のあらすじをネタバレします。
日下が向かった先は?
太陽がキャンドルをたくさん買って帰ると、千秋が気を遣ってくれたのだと察して五感を失った時のことを考えてしまうのだと打ち明ける雨。
すると、雨の五感を必ず取り戻すと言い、科学や医学で味覚や嗅覚を共有できるかもしれないしそのための方法を世界中探し回ると告げる太陽。
いつか必ず雨に音や触覚などを届けるのだと言う太陽の前向きな言葉を聞いた雨は、笑顔を浮かべます。
翌日、雨は日下に見たい景色ができたと告げ、太陽が花火師になって誰かと結婚して幸せに暮らす未来だと話します。
悔しいけれど好きな人の幸せな未来なら見たいから「生きます」と告げる雨。
その後、日下は一人である美術館へ足を踏み入れ、そこに飾ってある小夜子の「長崎の旅」という絵の前で立ち止まります。
その横には何枚もの長崎の風景が描かれた絵が並んでいて、その中の一枚に目を留める日下。
大きな木のそばで男女が手を繋いでいる後ろ姿が描かれているその絵は2013年に描かれた小夜子の遺作で、タイトルは「ごめんなさい」。
若かりし日の自分と小夜子が手を繋ぐ姿を思い出していると千秋が現れ、長崎のこの場所に小夜子の絵があることを知っていて2人を担当したことを打ち明ける日下。
未来に希望などないと思っていた日下でしたが、雨の言葉を聞いて好きな人の未来が見てみたくなったと言い少しだけ報われた気がして一筋の涙を流すのでした。
2024年3月17日、雨が視覚を失うまで1週間となり、太陽の花火を審査するために長崎花火協会の会長らが浅野煙火を訪れるのでした。
「君が心をくれたから」9話の感想
「君が心をくれたから」9話の感想をお伝えします。
「君が心をくれたから」9話の感想
闇落ちしたような雰囲気から過去に何かがあったのだろうとは思っていましたが、まさか奇跡を肩代わりした側だったとは。
しかも、愛する人である小夜子は自分の夢を追いかけるために日下の前から姿を消してしまったとのこと。
小夜子が非情な人間に思えてしまうものの、もし自分が?と考えたらどんな答えを出すのか想像できません。
日下は小夜子の愛を信じていたからこそ絶望したのでしょうが、雨は初めから太陽に何も期待していないどころか姿を消そうとしているので状況が違いますし。
ただ、雨の「好きな人の幸せな未来を見てみたい」という言葉に背中を押され、その結果小夜子の未来に自分の姿を見ることができました。
太陽も千秋さんに思いを伝えられ、というかほぼ「母さん」と言ったも同然な状況でしたが、千秋さんの願いも叶えてあげることができてほっこりでした。
あの後結構フランクに会話していたので、無意識に「母さん」って呼んでしまわないかとドキドキしちゃったじゃないですか。
その後の雨とのやり取りがいかにも太陽らしくて、本当にお似合いな2人だな~と実感。
「10秒間」のソースが陽平さんだったり火事の日に一度だけ降らせることができる雨を降らせていたりと、とにかく情報過多(しかも泣ける情報)な第9話でした。
「君が心をくれたから」9話あらすじネタバレ・まとめ
「君が心をくれたから」9話のあらすじネタバレでした。
日下さんの壮絶な過去も分かり、そう思って見返すと雨に向けたこれまでの言葉も違って聞こえてきそうです。
視覚を失うまであと少しですが、太陽は雨に花火を見せることができるのでしょうか。