教場2のあらすじネタバレ・キャスト～風間教場200期生は生き残れるのか？

神奈川県警察学校での第200期の入校式。

校長の四方田（小日向文世）が挨拶をする中、短期間の指導員として参列していた宮坂（工藤阿須加）。

式が終わった後、宮坂は気にかけていた漆原（矢本悠馬）に声をかけて激励します。

その様子を見ていた風間（木村拓哉）が宮坂に声をかけると、2年前の自分のようだと答える宮坂。

風間教場にて第一日目の授業が行われ、突然大きな声で稲辺（眞栄田郷敦）にいちゃもんをつけ始めた鳥羽（濱田岳）がナイフを取り出します。

生徒たちはざわめき、席を立つ者や教室から出て行く者など反応はさまざま。

「そこまで！」と声をあげ、鳥羽を取り押さえてナイフを押収する風間。

生徒たちに席に着くよう指示した後、今何が起こったかを報告するように促します。

慌てていて覚えていない物がほとんどで、覚えていたとしても何も対処できなかった者も。

そんな中、杣（目黒蓮）は「何もしませんでした」と答えます。

理由を尋ねられナイフが偽物だと分かったからだと答え、光の反射が均一でなかったなどの根拠も冷静に説明する杣。

その後、犯人に対する説得の仕方を尋ねると、的確に正解を答える陶子（岡崎紗絵）。

6か月間のここでの訓練の大切さを話し、訓練を怠れば「私のようになるぞ」と言いながらメガネを外して義眼を見せます。

授業はその10分で終わり、あとは自習にすると言い教室を後にする風間でした。

鳥羽の部屋を訪れた稲辺は、お互いの日記の誤字をチェックし合います。

そんな中、部屋に蟻がいるのを見つけた鳥羽は壁の穴を接着剤で埋めようとしますが、昆虫採集が好きな稲辺はそれを必死に止めます。

翌日、教官の須賀（和田正人）から呼び出された鳥羽が赴くと、そこには稲辺の姿も。

須賀の話では2日前の夜、無断で外出した生徒がいてその容疑が稲辺にかかっているとのこと。

ですが、その時間に図書館で鳥羽を見たと言っているため、鳥羽に稲辺の言っていることの真偽を確かめる須賀。

それに対し、図書館で稲辺を見ていないと答える鳥羽。

夜、風間から呼び出された鳥羽は、車のエンジン音で速度が分かるという特技を見せて欲しいと言われます。

窓を開けて外を走る車の音を聞き、速度を答えていく鳥羽。

最後にバイクの速度を聞かれて40ｋｍと答えますが、バイクは走っていなかったと言われて耳が悪いことを指摘されてしまいます。

プールでの実習の際に滲出性中耳炎になってしまったと答え、白バイ警官を目指す鳥羽がそれを隠していたことにも言及する風間。

さらに、風間は鳥羽の日記を渡し、日記に音に関する記述が増えていて聞こえるアピールをしていることや、聞こえてもいない事故の衝突音について書かれていることを指摘します。

その事故が、稲辺が図書館で鳥羽を見たとアリバイを訴えた時間であることから、日記の嘘がバレるのを恐れて稲辺を見ていないと偽証した鳥羽。

全てを見抜いていた風間は、鳥羽に退校届を渡すのでした。

後日、床掃除を手伝って欲しいと稲辺から頼まれた鳥羽。

部屋に入った直後、鳥羽は突然背後から襲われて動けなくされ、耳にヘッドホンを着けられます。

ヘッドホンには接着剤がついていると言い、さらに小瓶に集めていた蟻も仕込んであると話す稲辺。

アリバイを偽証された仕返しに、蟻を使って鳥羽の鼓膜を食いちぎらすのが目的でした。

翌日、教室には両耳をガーゼで覆った痛々しい姿の鳥羽の姿があり、稲辺の姿はなく机から名前も消えていました。

199期生で休学していた史穂（上白石萌歌）が、復学してきます。

その後も厳しい訓練が続く中、めぐみ（福原遥）は非力で体力がなく生徒たちの足を引っ張ってしまいます。

そのせいもあって、女子の中で浮いてしまい嫌がらせを受けるめぐみ。

そんなめぐみを見かねた体育会系の真矢（高月彩良）は、めぐみを助けトレーニング法も伝授。

一方、5～６日おきに備品が紛失し、紛失届を風間に提出するめぐみ。

盗まれた物はPCのマウス、ファーストミット、木琴用のマレット。

後日、傷病者救出の実習の際に実際にやってみるよう言われて風間から指名される坂根（樋口日奈）。

残りの3人を坂根本人に指名させると、めぐみも選ばれます。

聞くと、風間から事前に3人を指名するよう指示されていたとのこと。

その後、風間に呼び出されためぐみは傷病者救助授業の際に計った全員の脈拍を返却するよう指示します。

さらに、実習で坂根が指名した3人の共通点が紛失届を出した人物であることを指摘。

紛失した物全て、その直前に坂根が触れた物であることも伝える風間。

遺失物を届け出られた際の授業で、警官役をめぐみが行い届け出る役を坂根が行います。

がま口の財布の中に10円玉が入っていたと届け出る坂根。

その後、備品倉庫にいためぐみに、次に犯人が盗むのは坂根が触った10円玉だとの推測を話す風間。

犯人にわざと盗ませるよう罠をかけようと言います。

後日、授業で指紋採取方法についての授業があり、10円玉から指紋を採取することに。

採取された指紋は坂根の物に間違いありませんでしたが、めぐみのもとにやってきた風間は10円玉をめぐみがすり替えたと指摘します。

傷病者救出の授業の際、わざと紛失届を出した3人を坂根に選ばせることで犯人に揺さぶりをかけた風間。

そのため、犯人は動揺してその後の脈拍が早くなっていたのです。

風間から預かった脈拍の書かれた紙を見て犯人が真矢だと知っためぐみは、真矢を庇うために事前に10円玉をすり替えます。

真矢がすり替えた後、再び坂根が触った10円玉に戻したため、指紋は坂根の物だったのです。

風間が罠をかけたのは犯人ではなく、めぐみでした。

備品とはいえ窃盗にあたるため、真矢は退校を余儀なくされるのでした。

ある朝、遅刻ギリギリで学校に戻ってきた漆原。

その後も何度も校内を走り回ったり目の焦点が合っていなかったりと、異常行動を繰り返します。

覚せい剤使用を疑う教官たち。

漆原を呼び出した風間が掲示板を探していたのではないかと指摘すると、突然掲示板に走り出して「あの人がどうなったのか早く知らないと！」と取り乱す漆原。

その後、風間は四方田に呼び出されて所轄署から届いたというDVDを受け取ります。

視聴覚室にに呼び出されたのは、198期のメンバーである都築（味方良介）、日下部（三浦翔平）、菱沼（川口春奈）、しのぶ（大島優子）、石山（村井良大）。

そこで見せられた物は、交通整理をする宮坂の姿。

信号機が故障したため交通整理をしていた宮坂は、車にはねられて殉職したのでした。

その直前、遅刻しそうになった漆原を通すために車を止めたことで、その直後車にはねられてしまったのでした。

その後、外に出たところに漆原がやってきます。

漆原は都築たちが宮坂の同期だと知ると泣きながら「すみませんでした」と頭を下げ、日下部も怒りをぶつけようとします。

ですが、それを止め「職務で弔え」と諭す風間。

風間はいつも水をやっている花壇に都築から受け取った写真を飾り、都築たちとともに「宮坂定に敬礼！」と声をかけるのでした。

生徒たちから学校に向けた注意報告書を風間に手渡す田澤（松本まりか）。

中を確認すると校内の設備の不備などの報告の他、週末は外出したいなどの要望なども含まれていました。

風間の部屋を出ようとした田澤に報告書を1通抜き取ったのではないかと指摘する風間でしたが、否定して部屋を出る田澤。

一方、いつものように比嘉と剣道の手合わせをしていた風間は、比嘉にいつものキレの無さを感じて指摘。

ですが、比嘉は問題ないと答えます。

初動捜査の授業で、目撃者から犯人の特徴を聞き出す訓練をする生徒たち。

身長を聞き出しても間違っていることが多いため、近似値を割り出す方法などを学びます。

比嘉を前に呼んだ風間が田澤の身長が何センチかを答えさせると、169センチだと答える比嘉。

その後、生徒全員に田澤も含めお互いの身長を全て推測して提出するよう指示する風間。

風間が生徒が提出した身長の推測値を確認しながら田澤に本当の身長を尋ねると、160センチだと答える田澤。

他の生徒はそれほどかけ離れた数値ではないものの比嘉は9センチも高く推測したことに触れ、特別に思っている人物は実際よりも大きく見えると言う風間。

さらに、先日の報告書の件で比嘉も提出したと言っていたことから、比嘉の報告書を抜き取ったのだろうと田澤を問い詰めます。

すると、手に持っていた比嘉の報告書を手渡す田澤。

そこには、田澤への熱い思いが書かれていて、何度も誘われたことや週末外出で2人で会い断ったことを話しこんな生徒は辞めさせるべきだとも主張。

ビル火災での被災者救助の訓練を行う生徒たち。

実際に4階の高さから下に落ちる訓練をしていきますが、最後に残った比嘉に田澤を被災者に見立てて腕を掴むよう指示する風間。

さらに、下にいる教官たちにエアマットの空気を抜くように指示します。

驚いて動揺し足を踏み外した田澤の腕を必死に掴む比嘉でしたが、風間は田澤に「私を甘く見るな」と一喝。

田澤は比嘉の報告書を偽造してさも自分に言い寄っているかのように見せかけたものの、実際には言い寄っていたのは田澤の方でした。

身長を9センチも高く感じたのは、田澤に脅威を感じていたからだったのです。

田澤の手を必死に掴んでいた比嘉でしたが、どんどん力が抜けていきしまいには落ちていくのでした。

夜、招集された生徒たちは、須賀から倉庫からポリタンクや殺虫剤、携帯酸素が紛失したことを聞かされます。

心当たりを聞かれるものの誰も返事をしないため、グランド20周するよう命令される生徒たち。

走っている途中、陶子が突然倒れてしまい杣やめぐみが医務室に運びます。

翌日、教場当番の比嘉は授業前に風間を呼びに行き、田澤が自分に言い寄ってきた理由を尋ねます。

すると、成績上位で術課もトップなため自分が目をかけていると感じたからだろうと答える風間。

さらに、田澤は警察学校時代、成績トップで総代にも選ばれたと言っていましたがどちらも嘘だったと教えるのでした。

授業中、警察官でなくなりたかった職業を書くよう促す風間。

その後、杣に倉庫から備品が盗まれていることに触れますが、平静を装う杣。

救助訓練でケガをして休んでいた田澤が、学校に戻ってきます。

救助訓練では、田澤が落ちる寸前にエアマットを組み立てたたため、軽いケガで済んだ田澤。

四方田に呼ばれた田澤は自ら退職願を出しますが、その上に訓戒書を出して「これからは注意するように」と言われます。

田澤は前の職場で上司から理不尽な目に遭わされたため、腹いせに風間を貶めようとしたのでした。

そのことを知った風間は、田澤に厳しく対処しながらもやり直す道を与えたのです。

体育館に集めた生徒たちの前で、ポリタンクの中に殺虫剤や酸素を注入する風間。

その後、生徒たちを後ろに下がらせた上でリモコンを作動させると、ポリタンクが一瞬で破裂して飛び散ります。

海外のテロリストの手口に一つだと説明し、現場では理系の知識も必要になることを説く風間。

その上で、今使用したものは全て倉庫から紛失したものであることを伝えます。

特別試験として、不審者が逃亡する際にガラス窓に触れた指紋から犯人を突き止めるよう指示されます。

一番早く犯人を突き止めれば、成績優秀賞を加点することに。

校内を隈なく歩き回って指紋を採取していく生徒たちでしたが、杣だけは教室の自分の席で本を読んでいました。

教室に入ってきた陶子は教壇の上の箱に紙を提出し、杣の方を振り返ると「やっぱそうだった」と笑顔で言います。

「だろ」と答える杣に、小さい頃警察のパーティーに親に連れられて行ったことはあるかと尋ねる陶子。

制限時間になり、指紋の持ち主は四方田であったことが明かされます。

正解した者も数人いる中で、一番早く正解したのは陶子でした。

その後、あまり嬉しそうにしていない様子や食欲が無さそうな陶子を見て、心配する史穂。

史穂が風間のところに行きそのことを話すと、陶子と杣を教室に呼ぶように伝える風間。

杣と陶子のいる教室に現れた風間は、特別試験の答えを提出しなかった訳を尋ねます。

すると、指紋に矛盾があったからだと答える杣。

五本指の指紋を採る際、全ての指を正面から採ることはできないからだと説明すると「私の望んだ答えだ」と言う風間。

その直後、体育館での授業の映像を見せ、爆発の直前に杣が少しだけ前に乗り出したことを指摘。

爆発するのを知っていてよく見ようとしたのだろうと言い、2カ月前に警察官が手製の爆弾を作り処分された記事も見せます。

それをマネて倉庫から備品を盗み爆弾を作ったのだろうと言うと、男子寮の使用されていないロッカーに隠してあることを白状する杣。

風間は杣に「君を失うのは残念だ」と言いつつ対抗届の用紙を渡します。

その後、陶子にも暴漢から身を守る手段を褒めた上で「失うのは惜しい」と言い、杣に渡した用紙を半分に折ります。

用紙を裏側にして「警察をやめた方がいい理由」と「警察をやめない方がいい理由」を2人で思いつくままに書くように指示して、教室を後にする風間。

教室から出て来た風間を待っていた史穂に、2人を辞めさせるのではなく2人が辞めたがっているのだと告げる風間。

2人とも親や親戚が警察の幹部で、小さい頃から警察官になることを決められていたのです。

辞めたいとは言えず、爆弾を作ることで問題を起こし辞める原因を作ろうとしていた杣。

陶子もまた、書籍を作る仕事に就きたいと考えていました。

教室に残された2人は「やめた方がいい理由」を2つ程書いた後「やめない方がいい理由」を書き始めると次々と思い浮かべます。

「風間教官に褒められた」と嬉しそうに言った後、お互いの親が喜ぶと口にしてお互いのことを打ち明け合った時のことを思い出します。

お互いの境遇を打ち明け合った2人は急速に打ち解け、休日外出も一緒に過ごした末、陶子は妊娠していました。

陶子のお腹に触れながら「続けられる？」と尋ねる杣に「無理だと思う」と涙ぐむ陶子。

すると、そこに史穂が現れ「こういうのもあるよ」と休校届の紙を渡します。

赤ちゃんを産んだ後戻ってくればいいと言われ、陶子は休校を決意するのでした。

掲示板に史穂の外出禁止の命令が張り出された後、教室に1人呼び出される史穂。

教室には風間と田澤の姿があり「このままでは君を卒業させるわけにはいかない」と言われます。

かつて、校内で起きた事故について言及し、事故の詳細について田澤に読み上げさせます。

史穂が199期生として訓練を受けていた際、交通取り締まりの授業中に出間（重岡大毅）が運転していた車が暴走し警察官役の浦美（三浦貴大）がはねられてしまう事故が起きます。

はねられた浦美は右腕と右足を骨折、暴走は車内に蜂が侵入したことによるハンドル操作のミスでした。

翌日、出間は寮の屋上から飛び降りて腰の骨を折り重傷。

その後、浦美は復学して卒業しましたが、出間は足に障害が残り自主退校し史穂も休校することに。

史穂のことが心配になっためぐみや鳥羽たちが駆けつけ、みんなの前で告白する史穂。

出間と浦美は総代を争い合うよきライバルでした。

ですが、出間は嘘をついていて浦美を蹴落とすためにわざと車を暴走させたのだと史穂に打ち明け、自殺しようと屋上から飛び降りたのです。

そのことが心の傷となり休校したものの、警察官になることを諦めきれなかった史穂。

風間は、改めて出間のことも既に背負った上で警察官になることを自覚させ、卒業試験に臨ませるのでした。

その後、無事卒業式を迎えた200期生。

杣が総代を務め、それを見守る陶子の姿もありました

雨の中、後輩刑事・遠野（北村拓海）と張り込みをしていた風間。

車から出ると凶器を持った不審者を見つけた遠野は風間の制止を聞かず追って行きますが、見失ったと戻ってきます。

ですが、その直後に背後からアイスピックで何度も刺されて倒れてしまう遠野。

応援を呼んだ風間でしたが自らも襲われそうになり応戦すると、風間の右目にアイスピックを突き刺して逃走する犯人。

逃走する際に、バイク便で花を届けにきていた鳥羽が犯人にぶつかります。

その後、遠野に「死ぬな！」と叫ぶ風間の姿がありました。