綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんのラブストーリー映画「今夜ロマンス劇場で」。
おとぎ話のような設定でありながらも、切ない純愛に余韻が残る結末のあらすじは涙なしでは語れません。
映画「今夜ロマンス劇場で」の簡単なあらすじと、結末までのあらすじネタバレをしていきます。
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今夜ロマンス劇場で簡単なあらすじ
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「今夜ロマンス劇場で」の簡単なあらすじをご紹介します。
映画監督になることを夢見ている健司は、いつも通う映画館・ロマンス劇場の暗写室で偶然見つけたモノクロ映画に出てくるお姫様・美雪に恋をします。
毎日のように見続けていた健司の前に、突如現れた美雪。
健司は美雪と暮らしながら現実の世界のことを教えて行き、惹かれ合うように。ですが、美雪は現実世界に来る代わりに、人のぬくもりに触れると消えてしまうのです。触れたくても触れることができない健司と美雪は、どうするのでしょうか。
おとぎ話のようなストーリーに、切ない気持ちになります。
健司と美雪がどんなラストを迎えるのか、ハラハラですね。
できれば、二人に幸せな結末が待っていて欲しいと思います。
今夜ロマンス劇場であらすじネタバレ・憧れのお姫様がスクリーンから出て来る?
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ここからは、「今夜ロマンス劇場で」のあらすじをネタバレしていきます。
毎日のように映画のスクリーンの中に登場していたお姫様の美雪が、目の前に!
ですが、想像以上のお転婆ぶりに振り回されてしまいます。
スクリーンから出てきた美雪
映画監督になるのが夢で、今は京映東京撮影所で助監督として働いている健司(坂口健太郎)。
毎日のように通っているロマンス劇場に今日も顔を出し、映写室で見つけた廃棄されるはずだったモノクロ映画「お転婆姫と三銃士」を観ます。
館長の本多(柄本明)から呆れられながも作品の面白さを語り、主人公のお姫様である美雪(綾瀬はるか)の魅力にうっとりする健司。
ですが、本多からフィルムを収集家に売却すると聞いた健司は「彼女に会えなくなったらどうすればいいのか」と慌てます。
売られる前に客席でもう一度作品を鑑賞する健司でしたが、落雷で停電。
真っ暗な中、人の気配を感じて怯えていると電気が復活し、目の前にはモノクロの美雪の姿が!
驚く健司をよそに、劇場内を珍しそうに歩き回る美雪。
思いを寄せていた美雪を目の前に喜ぶ健司でしたが、触れようとすると「気安く触るな!」と怒られてしまいます。
美雪のお転婆ぶりに振り回される健司
隠れながら自分の部屋に美雪を連れて行った健司。
なぜこっちの世界に来たのかと尋ねると「あっちの世界は退屈だ」と答えます。
映画を作っていることを話すと、自分が人を楽しませるために作られたことを知っている美雪は、撮影所を見に行きたいと言うのでした。
翌日、リヤカーに美雪を乗せて撮影所に。
映画会社の社長令嬢・塔子(本田翼)に話しかけられて慌てながらも、メイク室に連れて行き服を着替えてメイクをするよう促します。
着替えて出てきた美雪を見て、その美しさにうっとりする健司。
自分が塗ったセットを見せると、目を離した隙に上からペンキで塗りつぶしてしまう美雪。
ですが、大人気俳優の俊藤(北村一輝)が目に止めて気に入り、なれなれしさが気に入らないと傘で突き飛ばして気絶させてしまいます。
その後も撮影所を歩き回っては、撮影現場を引っ掻き回すのでした。
虹を見る約束
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目を覚ました俊藤に、伸太郎(中尾明慶)とともに謝罪した健司。
その後、撮影が始まりますが、スモークの中に美雪が放り投げたダイナマイトが混ざっていて、爆発が起こり俊藤がケガをしてしまいます。
健司が用意したスモークだったため、警官に疑われてしまうのでした。
美雪のせいで悪いことばかり起きうんざりした健司は、お守りを探して欲しいという美雪に「もうつきまとわないでください」と言い捨てます。
雨が降る中、お守りを必死に探し続ける美雪を見た健司は、傘を美雪に持っているように言いお守りを探します。
映画の中で何度も見たお守りを見つけた健司は、美雪の想像以上のお転婆ぶりに驚いたことを打ち明けながら渡します。
すると「しもべ、褒めてつかわす」と言いながらも嬉しそうな笑顔を見せるのでした。
雨が止み、空に架かった虹を見つめる二人。
また二人で、ここで虹を見ようと約束するのでした。
今夜ロマンス劇場であらすじネタバレ・美雪の秘密とは?
綾瀬はるか、キス待ち顔が可愛い!坂口健太郎とガラス越し…『今夜、ロマンス劇場で』映像 #ロマンス劇場 https://t.co/ctDHUirsqG
— シネマトゥデイ (@cinematoday) January 18, 2018
「今夜ロマンス劇場で」のあらすじを、引き続きネタバレしていきます。
振り回されながらも美雪にどんどん惹かれ、プロポーズする健司。
ですが、美雪にはある秘密があったのでした。
美雪との楽しい日々
若手助監督の健司や伸太郎たちに、脚本を書いて持ってくるように指示が。
社長の成瀬(西岡徳馬)の計らいで若手にチャンスを与える名目でしたが、実は塔子が成瀬に進言したのでした。
塔子は秘かに健司に思いを寄せていたため、応援したかったのです。
早速脚本を書き始めた健司は、美雪との出会いや思いを脚本に綴っていきます。
暇を持て余して構ってほしがる美雪を、シナリオハンティングと称しいろいろな場所を美雪と訪れます。
一緒にかき氷を食べたり、バラ園や藤棚を訪れたりして楽しく過ごしますが、二人の姿を見て気落ちする塔子。
橋の上で口づけをする設定を話すと、電話ボックスの中のガラス越しに目を閉じてキスを待つ美雪。
それを見て喜んでガラス越しに唇を押し付ける健司でしたが、その顔を見て笑う美雪でした。
美雪の秘密
二人の関係が気になった塔子は美雪を訪ねますが、咄嗟に遠い親戚だと説明する美雪の言葉に安心する塔子。
後日、健司の書いた脚本が成瀬に気に入られ、映画を作れることに。
夜、健司は美雪を蛍が見られる場所に連れて行きます。
喜ぶ美雪に、もっとこの世界の綺麗な場所を見せてあげたいと言い「ずっと僕の隣にいてくれませんか」とプロポーズ。
渡したい物があると言う健司に「私は、お前に触れることができない」と、現実世界に来る代償に人の温もりに触れると消えてしまう秘密を打ち明けるのでした。
危険を冒してまで来た理由を尋ねると「会いたかったんだ、お前に」と言う美雪。
全盛期は大勢の観客がいたものの、徐々に人はいなくなりました。
そんな時にフィルムを見つけた健司が毎日のように喜んで観てくれたため、一目会い「見つけてくれてありがとう」と言いたかったのだと打ち明ける美雪。
これからも一緒にいたいと言う健司でしたが、触れ合うことができない上に「私には色がない」と頬を拭ってモノクロになった肌を見せるのでした。
プロポーズ
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脚本を急かされながらも美雪のことでショックを受けていた健司でしたが、塔子から「牧野さんのことが好きです」と告白されます。
その頃、健司の部屋にいた美雪は、上着のポケットからケースに入った指輪を見つけます。
それは、蛍を見た日プロポーズされた時に、健司が渡そうとしていた指輪でした。
指輪を持って思わず撮影所に向かいますが、伸太郎に「好きな人に触れずに生きていけると思うか」との尋ねる健司の姿を見て、そのまま帰ってしまいます。
部屋に帰ると、出て行こうとしている美雪と遭遇。
引き止めようとしますが、触れないよう気を遣われるのは息が詰まると言われて返す言葉が見つかりませんでした。
その後、雨の中電話ボックスの中で泣いている美雪を、本多が見つけてロマンス劇場に連れて行きます。
今夜ロマンス劇場で結末のあらすじネタバレ・美雪は消えてしまうのか?
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「今夜ロマンス劇場で」の結末のあらすじネタバレをご紹介します。
健司の前から姿を消した美雪でしたが、ロマンス劇場で再会します。
そして二人が辿る運命とは?
本多の過去
クランクアップした俊藤から声をかけられた健司は、美雪から「元の世界に戻る方法を知ってるか」と聞かれたことを知らされます。
その頃、劇場で映画を観終えた美雪は、お守りを探した場所で虹を見ていました。
虹に気づいた健司は、急いで美雪を探しにその場所に向かいますがすれ違ってしまう二人。
美雪は本多から、自分も同じ体験をしたことを聞かされていました。
美雪と同じようにスクリーンから現実世界にやってきて、愛し合った二人。
奇跡を信じたものの、彼女はある日突然居なくなり、元の世界に戻ったのか、誰かに触れて消えてしまったのか分からないのだと打ち明ける本多。
ロマンス劇場を訪ねると、美雪が自分のところにいることを告げる本多。
ですが、美雪はもう健司には会わないと言っていることを聞かされます。
健司の出した答え
撮影所の事務所で健二の書いた台本を読んで泣いている塔子の元に、美雪から呼び出しの電話がかかってきます。
その後、健二を呼び出した塔子はこの間の返事を聞かせて欲しいと言いながらも、美雪から健司が落ち込んでいる時には手を握り、そばにいてやって欲しいと言われたことを告白。
健司の台本を読み、健司が美雪を大好きなのだと伝わったと言われた健司は、ロマンス劇場に急ぐのでした。
劇場前には大勢の客が上映を待って並んでいましたが、健司の姿を見た本多は中に入るように促します。
そして、客たちには今日は貸し切りだと断るのでした。
中に入ると、美雪の姿を見つけ「帰りましょ」と言う健司。
ですが美雪は、自分が検事に何もしてやれないと言い「もっと普通の恋をするべきだ」とたしなめます。
そんな美雪に「誰よりもあなたのことが大好きなんです」と答える健司。
すると「最後に一度だけ抱きしめて」と言い涙ぐむ美雪。
触れたい
「今夜、ロマンス劇場で」みた。こっちにやって来た綾瀬はるかさんが世界の色彩を一つずつ確認し感動していく様は「ベルリン 天使の詩」の記憶が、二人がデートを重ねる様には「永遠の僕たち」の記憶が少しくすぐられました。あーこれ絶対劇場でみるべき一本だったなー。大好き。 pic.twitter.com/bcE5Ug5DQQ
— つむじ風(操行ゼロ) (@stmt) May 10, 2020
病院の病室では、看護師の天音(石橋杏奈)が老人(加藤剛)から映画の脚本の物語を聞かされていました。
泣きながら聞いていた天音に、結末が書けていないのだと老人が話していると、あの指輪をはめた美雪が現れます。
老人は健司でした。
あの夜、健司は美雪を抱きしめることはできなかったのです。
「触れられなくてもいいから僕はあなたといたいんです」と健二が言うと「ずっと一緒にいてやるか」と答える美雪。
その後二人はずっと一緒に過ごしてきたのでした。
ガラス越しにキスをし、ハンカチの端を握りあって一緒に歩き、触れないけれどそばにいたのです。
いつまでも変わらない美雪に反して、健司は年老いていきました。
病院からの健司が危篤だとの知らせに、病室に急いだ美雪。
かすかに息をする健司に「見つけてくれてありがとう」と言い「もう一つだけ、わがまま言っていい?」と尋ねる美雪。
「触れたい…お前の温もりを感じてみたい」と言い健司の手を握り胸に顔をうずめると、美雪に触れて安らかな笑顔を見せる健司。
そして息を引き取るのと同時に、美雪は消えるのでした。
病室で脚本の結末を読む天音。
そこには、青年が姫に1本のバラを渡すと白黒の世界が色鮮やかに変わり、抱き合う二人の世界はずっと色鮮やかなままだという結末が書かれていたのでした。
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今夜ロマンス劇場であらすじネタバレ・結末で二人は結ばれる?美雪は消える?・まとめ
「今夜ロマンス劇場で」の簡単なあらすじと、結末までのあらすじネタバレをお届けしました。
劇場での健司の選択、そしてその後の二人が過ごした日々が切なくて切なくて…。
結末での病室のシーンは、何度観ても号泣ものです。
大好きな人と触れられないもどかしさよりも、そばにいたいという思いが勝ったのですよね。
それでもやはり、最後は触れることができ、最後までずっと一緒にいられた二人は幸せだったのでしょう。